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今回は若手紹介企画です!
今日紹介させて頂くのは若手紹介企画・東京編第1回目のAddictさんの推薦DJ!
東京の主要クラブを中心に活躍し、House/ Technoシーンで今注目の若手DJ ISPAさんです!
インタビューに加え、CM.JP限定MIXも是非お聴き下さい!
◇ご自身がどんなDJなのか教えて下さい。
House・テクノを主軸に選曲してプレイしています。
4つ打ちの中でも、バーやラウンジでDJする時は、音が柔らかめのDeepHouse寄りの選曲をして、最近はWombでプレイすることが多いんですけど、クラブなどでは割と硬めのTechHouseなどを選曲していますね。
その中でも、UKの音がすごく好きなので、最近では現場によってはそういった2StepやGarage等を織り交ぜたプレイスタイルを自分の中では確立しています。
◇DJを始めた経緯を教えて下さい。
まず、小学校6年位の時に中田ヤスタカさんの楽曲を聴いていたんです。
そこから、エレクトロっていう言葉を知りました。
自分が高校に進学したくらいのタイミングで、エレクトロがよりクラブミュージックに特化してEDMが流行り始めたりして、それくらいの時期からAviciiの楽曲を聴くようになったんですよね。
2017年の6月に、Aviciiが幕張でやったフェスに行って、自分も客としてその時は盛り上がっていたんですけど、その時に1つのDJ機材だけであんなに1人が何万人もの観客を盛り上げることができるのは凄い事だと思って、自分もあっち側に立ってみたいなと思いましたね。
それがDJを始めたきっかけに繋がりました。
Aviciiのフェスに行ったのが大きなきっかけだったので、最初はEDMとかを結構使ってましたね。
デビューは、2017年の12月30日だったかな?
m-floのTaku Takahashiさんの”インターギャラクティック”っていうWombのレギュラーイベントがあるんですけど、大きい舞台でいったらそこでのDJが最初でした。
その時はそんなにクラブに通ってたわけじゃなかったから、オープンの選曲もイマイチわからなくて、結構試行錯誤しながらもなんとなくでやってましたね(笑)
「自分はBassやEDMを中心にプレイしていくDJになるのかな?」と最初は思っていたんですけど、時間帯が前の方になるほど、4つ打ちとかDeepHouseとか落ち着いた曲を選曲することが多くなっていって、時間に合わせた選曲をしていくうちに、そういった曲がだんだん好きになって、今の自分に繋がります。
初期の頃に自分が使っていた曲が今の自分に直結しているんだなって考えると、結構感慨深いです。
◇今までのキャリアの中で、今に繋がるターニングポイントになった部分はどこですか?
今自分はWombでレギュラーイベント2つ出させて頂いているんですけど、そのうちの1つが、中田ヤスタカさんの週末レギュラーパーティーの”FLASH!!!”。
レギュラーで出るきっかけになったのが、FLASH内部のMojuMojuさんっていう先輩DJさんが外部でイベントやった時に、そっちに出演させてもらって、たまたまそこにヤスタカさんの専属VJの方が2人いらっしゃってて、自分のDJを見てて下さってたんですよね。
それで、声を掛けて下さって、普段お二人はあまりそういう声かけとかをしないらしく、貴重だったみたいです。
それがFLASHに出られるきっかけになったので、今の自分の活動の幅が広がったポイントにはなったのかな!
もう1つは、”X.(クロスドット)”という毎月第三月曜に開催されていたパーティーです。
これは、BTSのRemixが最近ZEDDに使われて一躍有名になったBUNNYと共同でオーガナイザーをさせて頂いてて、
これをターニングポイントにしたいなって思いながらやってましたね。
すごいカッコいい音楽・DJが揃ってましたね。
平日ってどうしても、Top40やEDM色が強くなってしまうところが多いんですけど、その中でも、Wombらしいコアな音楽だったり流行りのBassMusicだとかを扱えるDJが揃っていました。
自分とBUNNYを含めてレギュラーメンバーが6人いて、BUNNYが一躍有名になって嬉しかったですね。
けどそれ以外のメンバーでも、どんどんスターが誕生していったらいいなと思います!
◇今の東京のクラブシーンについて教えて下さい。
自分は4つ打ちメインのDJなので、そこからの目線にはなってしまうんですけど、結構色々なクラブがある中で、若いお客さんの数が少ないのかなってすごく思います。
今流れ的にはHipHopが結構きてるっていう話は聞くんですけど、そういったクラブにどうしても人が流れちゃう。
そんな中で東京全体としても、クラブに来る人数が減ってるみたいで、イベントごとにお客さんの数にすごく幅があるような印象を受けます。
自分たちとしては、今やっているイベントもそうだけど、ただの音楽だけのパーティーとして終わらせたくないんですよね。
Wombは渋谷にあるけど、渋谷の「今」を生きている人たちが集まる場所として機能させたいのが理想像。
オーガナイザーとしての目線になってしまう部分があるんですが、コンテンツ的には、今後は音楽だけじゃないものが東京のクラブ全体として求められていくのかなって思います。
例えばSNSで盛り上がっている状況を配信するとか。
お客さんが「行ってみたいな」って思ってくれるような告知方法・情報発信の方法が求められているような。
来てくれる人にとってもっとプラスになるような何かが、もっと必要になっていくのかなと思ってますね。
◇ISPAさんが普段DJをする際、意識していることはありますか?
自分の前のDJがどんなDJだったとしても、自分の1曲目は、相手のDJさんへの敬意を込めて同じジャンルの曲で繋ぐようにしています。
もし自分がその日やりたいセトリがHouse中心だったとしても、前の方が終わってすぐHouseに切り替えたりするのは
相手の方への敬意というか、ちょっと冷たい感じがしちゃうのかなって思うので、毎度気を付けていますね。
あとは、時間帯に沿ったプレイをするのをすごく意識しています。
早い時間だったら、お客さんの足が左右に揺れるようなDJをしようと思っているし、
ピークタイムだったら、それが縦ノリになるような選曲を心掛けています。
イチDJとして、どうやってその日のお客さんをより楽しませるっていうのが最もなので、
いくらHouseのDJとはいえ、その日の流れが違うジャンルだったら、別なジャンル中心でプレイしますね。
多少Mixが荒くても、専門外のMixをしなくちゃいけない日もあるよなって(笑)
一番は、お客さんを楽しませることだと思っています。
◇今までで一番影響を受けた方はどなたですか?
海外だったら、フランスのDombreskyっていうDJですね。
数か月前、ageHaにも初来日したり、来日が決まったタイミングでEDCLasVegas2018のメインフロアへの出演が決まったり。
最近徐々にきている4つ打ちのDJなんですけど、彼の作っているトラックが自分の中で刺激になっています。
自分がこれから何かを創作していく上での意欲になっているのかなって思います。
4つ打ちってMixに時間がかかったり、聴かせたい部分が長かったりするんですけど、その点でDombreskyはすごくそこがクイックなんですよね。
なので、そういったところも尊敬しています。
日本だったら、FUMIくん。
自分はオールミックスのDJじゃないけれど、FUMI君はジャンルベンダーっていうか、発想力がすごいなって。
「これからこれに繋ぐ!?」みたいなのが多い。
どの時間帯でも、お客さんのウケを見て判断して選曲できる先輩だと思っているので、めちゃめちゃカッコいいです。
逆に、あの人何だったらできないんだろう(笑)
それくらい、本当になんでもやっちゃう。
◇今後の展望をお聞かせ下さい。
これから先も、自分はHouse・テクノを中心したプレイスタイルを崩すつもりはないんですけど、4つ打ちに特化した外タレが来た時に、その並びで同じフロアでDJが出来るようになっていけたらなと思います。
今は活動の幅は都内がほとんどなんですけど、地方の方でも声がかかるようになりたいですね。
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