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【若手紹介企画第5弾】DJ KAZUMA Interview & CM.JP限定MIX

この記事を読むのに必要な時間は3分です。

今回は久しぶりの若手 DJ紹介企画!

福岡を拠点に活動され、Hip Hopを軸に近年はAll Mixのクラブでも活躍するDJ KAZUMAさんにインタビューさせて頂きました。

CM.JP限定MIXも必聴です!!

どうぞご覧ください!

 

INTERVIEW

◇ご自身がどのようなDJかお聞かせください。

元々はHipHop系だったんですけど、今はオールジャンルなプレイスタイルをとっています。

 

◇DJを始めるに至った経緯を教えて下さい。

きっかけは、中学時代にラッパーやDJの先輩が周りにいて、最初は「自分もDJやってみようかな」って軽い気持ちでしたね。

そこが自分の始まりです。

 

 

◇現在、福岡を拠点に活動されているとのことですが、そこから地方でブッキングされるまでのターニングポイント等はありましたか?

元々僕は、福岡の中でも北九州市っていう、そこまで都会でもなくクラブシーンも発展していないような場所で活動をスタートさせたんですよね。
それで、20歳くらいの時に福岡市に出てきたんです。まあ、福岡の中で一番都会って言えるところ。

そこから、CAT’S FUKUOKAっていうハコに20歳くらいの時に入って、それくらいから本格的にDJを始めましたね。
DJで飯食っていこうって感じじゃないけど、そこがターニングポイントだったのかなって思いますね。
当時はDJスパイクさんっていう先輩DJがいて、その人が声をかけてくれて、チャンスやなーと思って(笑)
それがきっかけで、CAT’SでレジデントDJを務めることになりました。

 

◇現在の福岡全体としてのクラブシーンはどんな様子ですか?

東京や大阪にあるような、いわば一般層が遊びに来るような大ハコが出来たのはCAT’Sが始まりみたいなところがあるんですよね。それまでは小ハコだったりが多くて。

流行っている音楽に関しては、基本的にはどこでもEDMが主流。
だけど他の都市と比べるところで言えば、若干HipHopが強いのかな。
ダンスミュージックだけで人の流れが成り立つわけじゃなくて、色々なジャンルが好きなお客さんがいます。
そんな中でも、HipHopのDJも他のところに比べたら多い気がします。
そういう関係もあって、福岡は他の都市よりもHipHopの色が濃いのかなーと、個人的には思いますね。

 

 

◇札幌のクラブシーンにどういった印象を持たれていますか?

僕自身、札幌のDJの知り合いっていったらNORIIさんとかくらいで、札幌はダンスミュージックがめちゃくちゃ強いなっていうイメージでした。
だけどいざ行ってみると、もちろんそういったジャンルも強いけど、GA-SUUU君がいたりして、色々なジャンルのDJさんがいて、個人的には福岡と似てるなって感じましたね。
若手も多いし、各ジャンルにおいて腕の良いDJさんがいるイメージがあって、これからどんどんクラブシーンが盛り上がっていきそうな場所だなと思いました。

 

◇レジデントDJを務めている中で、DJをする上で一番大切にしていることは何ですか?

やっぱりなんて言うんだろう、「アガる曲」ってやっぱりお客さんとDJじゃ違うじゃないですか。
DJからしたらあまりカッコいいと思わない曲でも、フロアはそれで盛り上がったりするし。
あくまで、DJはお客さんのためのパーティーを作らなきゃいけないから、変にカッコつけるんじゃなく、自分のエゴにならないようお客さんを第一に考えてその場その場のプレイをするようにしています。
その中で突っ込んだ選曲をしたりとか、あくまでお客さん第一で考えてます。

ここ数年で、福岡に関して言えば客層の幅が広がった気がします。
わかりやすい曲でも盛り上がるし、新譜で踊ってるお客さんもいる。
そういったところが、少しずつ変わってきてるのかなーって思いますね。

あとは、福岡って女の子のお客さん多いんです。
男の子だけだったらパーティーを強くしようかなって思うけど、女の子も多い日は、フロアの雰囲気を良くしようと心がけた選曲をするようにしています。
パーティー感というよりかは、居心地の良い空間を作るっていうことが重視されることも増えてきてるのかな。
目の前にいるお客さんをどう喜ばせるか、とにかくそこに拘っています。
「今日HipHop使いたいな」と思っても、お客さんが喜んでくれなきゃ意味がないし。
だけど少なからず、そういう音を待ってくれているお客さんも来てくれるので、
一緒に回してるDJ達とバランスをとりつつプレイしてますね。
自分一人じゃなく一日の流れっていうものもあるし、場面場面で使い分けてる感じです。

 

 

◇これまでのキャリアの中で、影響を受けた方を教えて下さい。

クラブDJで言ったら、福岡ではDJ SPIKEさんと大先輩のDJ BABY BOSSさん。
ハコDJとしてのことは、そのお二人から学んできたかなーって感じですね。
あとはDJ YOSSYBOYさん。
その3人からはDJに対しての姿勢だとか、技術面だけじゃないところも教わりました。

影響を受けたジャンルとしては、ダンスミュージック。
僕が福岡でDJを始めた時は、ちょうどEDMが世間一般で大きく流行りだしたタイミングだったんです。
元々自分はHipHopが好きだから、正直そういうダンスミュージックとか嫌いやったんですよ(笑)
めちゃくちゃ嫌いだったけど、レジデントとして、時間に合った曲を使わなきゃいけない状況になった。
だから色々掘り続けた結果、今となってはそういう音も結構好きですね。
そう考えたら、良くも悪くも印象に残ってるのはダンスミュージックなのかな。
良い思い出も嫌な思い出も、ダンスミュージックと一緒(笑)

だけどそれがきっかけで、ちゃんとキャリアも築いていけてるのかなっていう実感はあるんですよね。
1つのジャンルに拘らずにDJをするっていうのが大切なのかな、っていうのが僕の考え方です。
一つ一つに絞るのも、もちろん大切だし素敵だと思いますけどね!

 

◇今出演されているイベントの中で、一つ何かPickUpして頂けるとしたら?

毎月、東京のTK SHIBUYAで第二水曜日に出演させて頂いてるSHIBUYA STYLEってパーティーですかね。
基本的にはオールミックスで、クラブ初心者でも楽しめる内容になってるんです。
けど営業プレイばかりって訳ではなくて、攻めるところはガッチリ攻めるから、すごくバランスのとれたパーティー。
回してるDJもTKのレジデントの方もいたりして、すごくいい感じ。

SHIBUYA STYLE 公式ツイッター

 

◇今後の展望をお聞かせください。

すごくアバウトかもしれないけど、いけるところまではいきたい(笑)
DJを始めて時間が経つにつれて、だんだん色々なものが見えるようになってきたんです。
1年・2年前は見えなかったような景色が見えるようになったり、違う考え方が出来るようになったりする。
日々少しずつ成長出来てるのかなって思います。
先輩方に比べたらまだまだかもしれないけど、毎日コツコツと成長したいです。
日本の範囲だと、地方地方で全然特色が違ってすごく勉強になりますし。
そういった意味では海外でも回してみたいです!
色々な場所で、DJとして突き詰めていきたいなと思います。

 


 

■ DJ KAZUMA