HYPECRIER.TV

【HYPECRIER.TV第4弾】FIZZ HOUSE SET

この記事を読むのに必要な時間は4分です。

 

毎週金曜には注目DJのここでしか聴けないSETをお送りします。

HYPECRIER.TV第4弾は、FIZZによるHOUSE SET!!

 

FIZZ Interview

○自分はどんなDJか簡単な自己紹介をお願いします。

僕はHouseをメインにやってまして、他にもFuture House、Bass Musicを主にしてやっていますね。
最近だと80sや90sのボーカルをサンプリングした曲などを好んで掛けたりとか、
昔の洋楽のサンプリングしたボーカルがやってるようなHouseをかけることが多いですね。
リバイバルっていうのかな、最近でいうとMr.Belt & WezolとかThrottleとかそういう系のディスコのリバイバルを結構作るので、
そういうのを意識してちょっと古い曲を使ったHouseとかを織り交ぜつつ、
曲がわからなくてもノりやすいような曲を選んでやっています。

 

○DJ・トラックメイクを始める経緯・きっかけを教えて下さい。

少し長くなるんですけど、中学校の頃僕テニスをやっていて高校でもテニス部に入ったんですけど、
ちょっとしたきっかけで顧問と喧嘩してしまって辞めちゃったんですよ。
それで何もやることが無くなっちゃって、でも高校って三年間あるじゃないですか。
暇だなーと思って、長く出来るものをなにかしたいなと思ってて。
中学校の頃からギターを少しやってまして元々音楽が好きだったのでMetalとかも結構聴いてて。
たまたまパソコンで曲を作れるって知ったのがDTMのきっかけで、
パソコンとデスクトップを買って曲を作ってみようと思って、それでDTMを始めたんです。

元々バンドが好きだったから、Rockとかを作ってみようかと思ってたんですけど
やっぱり生音を使うとなるとパソコンだけでは完結しないので全然作れなかったんですよ。
それでパソコンのソフトウェアだけを使って完結する音楽ってなんだろうって思って調べたところで、
Tranceっていうジャンルに出会って。
それがきっかけでクラブミュージックっていうものを知って、EDMを知って。
やってみたいなって思ったのがDJを始めたきっかけですね。
だから、音楽を作り始めたのが、DJを始めたきっかけですね(笑)

 

○いまの札幌のクラブミュージックシーンについてどう思いますか?

全然僕が言えることではないんですけど、
そもそもalifeやRivieraでは1年くらいしかやってないんですよ。
その短い中ですけど思ったのはやっぱりEDMが強いなって印象ですね。
でも最近ではBass Musicをかける人も増えてきてるかなって思いますね。
僕Rivieraとかでやる前はHouseじゃなくBass Musicをやっていたのでそれは結構嬉しいんですど、
でもまだちょっとEDMが多いかなって思いますね。

 

○DJ・トラックメイクする際大切にしてることはありますか?

一つやっている事としたら、曲を作る前に参考になるリファレンス音源を3つ4つ用意しちゃって、
ある程度の完成形を頭の中で想像してから作るようにはしてますね。
それができないと多分完成が見えてこないのかなって思ってて、それを意識してやってますね。
ある程度考えないとまとまってこないので、結局中途半端で終わっちゃったり。
昔はそんな感じで完成しない事もあったので今はそれを気をつけています。

あとは最近はRIMIXばっかり作っているので、
元のボーカルが活きる構成で作ろうっていうのを気をつけているかなってところですかね。
DJに関しては、Rivieraやalifeとかでやる前は本当にやりたいことだけをやっていたんですけど、
そこでやり始めた時にお客さんに合わせることも大事なことだと思ったので、
ガチガチのボーカルが入ってないHouseを流すよりは
折角オープンなので暗くなりすぎないようにボーカルの入っているような明るめのHouseを流すとかしてて。
でもそれだけだと皆の知ってる曲を先に流しちゃったりとかして後にやる人がかけるもの無くなってしまうので、
お客さんが知ってるものだけじゃなくて、
その曲を知らなくてもこの曲カッコいいなって思ってもらえるようなボーカルがのってるHouseとかをチョイスしたり。
でもそれだけだと自分もつまらないので、その中のどこかで自分の好きな曲も流すようにしてますね。
やっぱり自分の好きな曲も流さないと結局皆同じようなDJになっちゃうと思うので。

最近は自分の作った曲とかも流してて、最近上げたZeddの『The Middle』のBootlegとかも流すようにはしてますね。
その曲も自分がオープンで使えるように作ったので(笑)
ずっと4つ打ちでもいいんですけど、どっかで4つ打ち以外の曲も入れたくて、
そっちの方が一時間とか長い時間全体で見た時にメリハリが出るのかなって僕は思ってるので、
HouseのBPMなんだけど4つ打ちじゃないっていうのが欲しいって思ったので作りました。

 

○Riviera SapporoでDJをやる前はどこでDJをやっていたのですか?

僕の専門学校時代の先輩でJohn LivreさんっていうDJ兼トラックメイカーの先輩がいるんですけど、
そのJohnさんにDJを教えてもらっていて、小さいハコでのイベントとかに出させてもらってたりしてましたね。
その人はBass Rangersっていう北海道のBass Musicのクルーがあるんですけど、
自分たちでハコを借りてイベントをやったりしてて、よく遊びに行ってたりしました(笑)
でも当時はそんなにDJはやってなかったです。

それでそのJohnさんに一昨年のalifeのハロウィンイベントの時に
DJのわじさんと光彩さんを紹介してもらって、
その時にラウンジでやらせてもらったのがきっかけでalife、Rivieraでやるようになった感じですかね。

 

○影響を受けたアーティストはいますか?

DJとは全然関係ないんですけど、僕が音楽を好きになったきっかけがマキシマムザホルモン。
初めて買ったアルバムも、マキシマムザホルモンでそれがきっかけで音楽が好きになりました(笑)
そこから中学校時代にハマってたのだと、Black Veil Bridesとか、Children Of Bodomとか
そういう系のメタルのバンドが好きで、そこから音楽が好きになったので影響を受けたのかなーと思いますね(笑)

ルーツとしてあるってだけで、多分トラックメイカーにありがちだと思うんですけど、
好きな音楽と、作りたい音楽と、DJとしてプレイしたい音楽って違うと思うんです。
メタルは単純に好きなだけですね(笑)

最近ではChaceっていう、BARONG FAMILYの中国人のDJ兼トラックメイカーの人がいるんですけど
その人の曲は本当に好きで自分でも結構流したりしてますね。
Chaceだと『Lucky』って曲があるんですけどその曲はボーカルもカッコよくて、
トラック自体のクオリティも凄く高くて好きですね。
あとはMoksiですかね。

Lucky ft Yade Lauren / Moksi & Chace

 

○出演イベントの紹介を何か一つお願いします。

レギュラーで出ているのは【Girls Girls】ですね。
“ガルガル”は北海道で一番外国人タレントを呼んでてお客さんも安定して入ってると思うし、
音楽もEDMだけじゃなくて海外のトレンドみたいなHouseも掛かるし、
これからきそうな外国のDJさんとかも呼んでたりして、
音楽が好きな人でも、初めてクラブにくるような人でも楽しめる感じのイベントですね。

 

○DJ・トラックメイカーとしての今後の展望を教えて下さい。

今現時点ではDJもトラックメイクの方も上手いとは言えないので、
DJではもっとプレイとか選曲とかも考えて上手い、いいなって思ってもらえるようなDJになりたいですね。

トラックメイクに関してはクラブミュージックをつくるなら、今年中に海外レーベルからリリースしてみたいっていうのがありますね。
レーベルの大きさは問わず、中堅あたりからでも、取り敢えず海外レーベルからリリースしてみたいですね(笑)
あと単純に音楽自体が好きなので、クラブミュージック以外にもジャンルにとらわれずに、
POPSみたいなのも作ったり、色々作っていけたらなと思ってます。

 

○最後に個人的に推したい事はありますか?

REMIXとかを作ってるので、時間がある時にSoundCloudなどで聴いてくれると嬉しいです(笑)
あとダウンロードも出来るので、良かったらダウンロードして聴いてみて下さい!

Zedd, Maren Morris, Grey – The Middle (FIZZ Bootleg)

Zedd, Alessia Cara – Stay (FIZZ Bootleg)

 

【FIZZ】
現20歳 北海道双海郡八雲町出身。DJ&TRACK MAKER。
17歳の時に作曲活動を始め、18歳の時に札幌へ移り住みDJ活動をスタート。
現在は札幌のメジャークラブRiviera Sapporoを中心として、House,Future House,Bass Musicを主軸に活動している。
毎月Riviera Sapporoで開催されている、多数の国内外トップクラスのアーティストも出演しているモンスターパーティ【GILRS GILRS】にレギュラー出演し、KRYDER、W&Wなどのトップアーティストとの共演も果たしている。
またTRACK MAKERとしても活動しており、REMIXやMASHUP、オリジナルトラックなどの製作も精力的に行っている。

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