HYPECRIER.TV

【HYPECRIER.TV第3弾】HIKONET BASS MUSIC SET

この記事を読むのに必要な時間は6分です。

 

毎週金曜には注目DJのここでしか聴けないSETをお送りします。

HYPECRIER.TV第3弾は、
HIKONETによるBASS MUSIC SET!!

 

HIKONET Interview

○簡単な自己紹介をお願いします。

今札幌で主にDJやらせてもらっててジャンルは主にBass Music,Future Bass,Dubstep,Trap,最近だとHardpsyとか、
Tranceよりの曲だったりとか。
あとHardcoreだったりBPMの早い曲も取り入れています。

○DJになるきっかけは何ですか?

機材を買って始めたのは高校2年生の時で
その当時ちょうどEDMっていう言葉ができた2012年とか。
ワンダイレクションの影響で洋楽聞くようになって、Billboardとかのチャートを調べたら、
自然と世界的なダンスミュージックの流れがあったんで、自分の方に入ってきて。
それがきっかけでダンスミュージックに興味を持ったんですよね。
自分はそうだったんですけど、
その当時は3代目J Soul Brothersがめちゃくちゃ流行ってたりとか。
あとONE OK ROCKとかJ POPの曲ばかり流行ってて、そういう話できる人が居なくて。
高校が1クラス18人しかいない田舎で、なかなか音楽の話もできないのが悔しくて。
始めたきっかけは本当に自分の好きな曲を他の人には好きになってもらいたいと言うか、
DJという事を通して広めたいという思いでした。

 

○その当時から「DJ」というものについては知っていましたか?

そうですね。
その当時からやっぱりDavid GuettaとかCalvin HarrisがBillboardのチャートに入ってて、
今まではプロデューサーとかって裏方のイメージがあったんですけど、
その時代から曲のアーティスト欄に誰が作って、誰が歌ってますみたいな書き方が多くなってきたじゃないですか?
主役がちょっと変わったのかなっていう、曲を作ってる人が主役になってきたのかなっていう時代に丁度好きになったので、
DJという認識も少しずつ自分のなかで出来てきた時期でしたね。

 

○高校卒業後、札幌に来るきっかけは何でしたか?

やっぱり札幌しか見えてなくて、都会=札幌だったので。
本当にクラブに行ったことがなかったし、クラブに行ったことがある人の話も聞いたことなかったし、
そういう中で道外とかも全然でまずは札幌に、クラブに行ってみたいと思って決めましたね。

 

○札幌に来てからはどうでしたか?

札幌行きが決まった時点でTwitterなどで調べたら
当時札幌でEDMが一番流行ってたのがalifeだって言うのを知って
すぐにalifeの方にDJやりたいですとメールしたら返ってきて、
その日中に面接をしていただいて、そのつかささんとレジデントの松本さんに面接して頂きました。
それじゃまず、遊びに来てみたら?っていうお話頂いたので
遊びに行かせてもらってたり、ブースの中にも入れてもらって見学をさせて頂いたりしました。

 

○実際に初めてクラブに行ってみた時はどうでしたか?

やっぱり本当に第一印象はちょっとがっかりしたなっていうのがあって、
ミーハーな曲しかかからないとか、何年前かに流行った曲が掛かっていたりとか、POPSばっかりだとか。

今でこそ本当のオールミックスのクラブになったと思うんですけど、
僕が行っていた当時のピークタイムは本当にTOP40、POPS、EDMだけみたいな。

本当にその時は音楽が好きで、EDMというジャンルの中では本当に深く、
誰にも負けないくらいの知識を付けてから行こうと思っていたので、
やっぱりクラブに初めて行ってみてコアな曲も掛からないし、
同じ曲ばっかりっていう所ではがっかりしたなってその当時は思いましたね。

 

○その後の流れはどうでしたか?

何回か見学させてもらった結果alifeではDJやらせてもらえなくて
僕がどの程度できるかってのもわからないじゃないですか。
DJもまだみてもらえなかったんですよね。

それから3ヶ月位連絡がなくて、あぁもうダメかなぁと思って、
DJやるのも諦めようかなって思っていた時に、
つかささんから連絡を頂いて、クラブにも全然行ったことないし、どんなものかもわかってないから、
そういう部分を勉強する意味でも系列店にRivieraっていう場所があって、そこでまずホールスタッフとして働いてみて、
クラブのことを勉強しつつ機会があればDJもできればいいんじゃないっていうことで、
Rivieraを紹介してもらってホールスタッフという形で入れて頂きました。

 

○クラブのホールスタッフとして働き始めてどうでしたか?

やっぱりオープンは夜の9時からで週末だったらクローズは7時とかで
夜の生活というか、時間にもなれるのがちょっと難しかったところが一つ。

あとはお客様の立場になったことがなかった分、
中の状況だったり客観的に踊ってる人とかDJの人とかを見れるっていう状況になったのは
他の人にはなかなかできない経験だと思いますね。

 

○そこからDJができるようになるまではどうでしたか?

入って一ヶ月ぐらいに面接の段階で、僕DJになりたくて入りますということを伝えてたので
結構その段階からなんか面白がられていたんですよ。
バカにされてたとかそういうんじゃなくて、そういうやつもいるんだみたいな。
結構そういう人は稀みたいで。

いい機会があればやらせてあげたいとは思ってるよって言われて、
一ヶ月ぐらい経った時にたまたま平日のオープン前にちょっと練習してみないって言ってもらえたんですよ。
そこでちょっと1時間ぐらいやってたら本当にもうその日オープンやっていいよって言われて。
もうそんな形でデビューでしたね(笑)

本当は僕は何年かかるっていう覚悟で入ったので
そこは早くできてよかったなっていうところではあるんですけど、
高校の頃からやってたので、技術面ではいつでも出来る準備はしていたので良かったなと思いました。

 

○一番最初のDJはどうでしたか?

自分的にはやっぱり今までやってきたことを本当にそのままクラブでやってるって言うだけだったんですけど
今色々な経験をしてからその時は振り返るとオープンでBassjackersとかかけてたので(笑)
BPM 128しか出来なかったんですよその当時(笑)
それを3000曲くらい持ってたんですよ。

できないことをやろうとしてなくて出来ることだけを他の人に負けないようにって頑張っていたので。
オープンって何かけていいかもわからず自分の中で落ち着いた曲と思うものをかけてたんですけど、
今考えたらひどいですね(笑)

 

○DJとしてデビュー後はどうでしたか?

最初の方はオープン前に時間がある時に練習させてもらったりしてました。

当時は、クラブの認知度って今より札幌は全然無かったので、
1日を通しても本当に50人も入らないかくらいで…日曜日はYOSUKEさんとK-FREEさんと二人でDJをやられてました。
初めて会った時にYOSUKEさんが僕のDJを見てくれて、EDMのDJの印象が変わったって言っていただいたんです。
当時やっぱりEDMって出始めだし、文化も浅いし、やっぱりちょっと始めたばっかりだったり、
ミーハーな感じの人なんだなっていう風な印象が昔からDJをやっている方にはあったらしいんですけど、
僕はEDMっていう部分で本当に誰にも負けないぞって感じでやっていたので。
そういう意味で印象が変わったっていう風に言ってくれてその日から日曜日レギュラーという形で始まったんです。

 

○初めて出演したイベントはなんでしたか?

JUNYAさんの【GOD HAND】っていうイベントなんでした。
当時は若手DJ主体でやってて、KAZUMAさん等を中心にやられてるイベントだったんですけど
そこのセカンドフロアのラウンジの方でオープンをやらせてもらって、
その時が初めてイベントに出たっていう感じですかね。

 

○それによって曲の幅は広がりましたか?

その時はあんまり考えられなくてなんでも4つ打ちの中で幅を広げようとしてた時期でしたね。
BPMを変えてみようとかそこまでの技術はまだなくて。

その時ちょうどFuture Houseって言葉が出来て、
EDMとかElectro House以外の落ち着いた4つ打ちの曲がメインチャートに入ってくるようになったので、
出たなと思ったらもうめちゃくちゃ掘って早い時間かけてました。

 

○DJを始めてすぐ苦労したことはありますか?

平日で一日に50人とか入るか入らないかっていう中で
少ない数のお客さんを踊らせなきゃいけない部分。

僕は技術と知識があればできると思ってたんですけど実際はそうじゃなくて、
お客さんを見てその場の雰囲気に合った曲をかける事だとか。
盛り上げるだけじゃなくて引かせることも時には大事、フロアを見てプレイをするっていう所。
その中でR&Bをやってみたりだとか、ロービートの曲をやってみたり、
HIPHOPにも挑戦してみたり。

その日曜日のDJでとにかく自分の幅がものすごく広がって、
その中で自分が本当にやりたいBass Musicが見つかったので
そういう意味で本当に丸2年間ぐらい続けていて良かったと思います。

やっぱりK-FREEさんとYOSUKEさんと一緒にDJが出来てたのが大きくて、
当時若手のDJってalifeでやってたんですよね。
なので若手のDJの繋がりってほぼなくて、その年だったらホント一人でRivieraでやってたんですけど
一緒にやってる二人がお店のレジデントDJだったのでその二人の間とかにやったら下手さも超出るし、
早く二人に追いつかなきゃと思って本当にその一心でやったらやっぱりその年で一番出来てるよとか、
他の人と比べてもわかるぐらいに見えてきてるよって言われるようになって
そこは本当に今でもお二人には感謝しかないです。
技術面でもこれ以上にないぐらいの先生だったと思うので、
このお二人と一緒に毎週DJをやらせて頂いてたおかげで成長できたのかなと思いますね。

 

○【ZASH!!】の成り立ちなどについて教えて下さい。

最初の【ZASH!!】って本当に僕が挫折した時期で。
あの頃のプレイに関しては好きなことしかやってなくて
見てくれてる人に結構上手いねって褒めてもらえることは多かったんですけど、
ただじゃあイベントにすごい呼ばれるかって言うとそうじゃなくて。
そこで止まっちゃったんですよ。

じゃあどうしたらいいんだろうと思った時にオールミックスのクラブなので
TOP40とかPOPSをかけられるようになったら呼ばれるんじゃないかと思って、
【ZIP】っていうイベントがあって、しかも年末の時期に出させて頂いて
時間帯が1時半から2時15分までで、結構僕の中では初めてのピークタイムで、お客さんが滅茶苦茶入ってて。
その日はあんまりPOPSとかをやってなかったんですよね。
僕はここで初めてRivieraでPOPSをかけるってなった時に今しかないなと思って
初めてお客さんに寄せたセットをやったんですね。
そしたらたまたまBaby MITSURUさんが聞いてくれていたみたいで
それが今僕がレギュラーで出演させて頂いてる、【ATOM SAPPORO】っていうイベントに繋がったんですよね。
ただやっぱりそれでイベントにゲストで呼んでもらえてもまた
ピタッとまた呼ばれなくなっちゃって。

その時期が【ZASH!!】を始めた時期でしたね。
何でダメなんだろう、やることもできるようになったのにな…って思った時に集客っていう壁にぶつかってしまって。

元々僕もあまりコミュニケーション能力が高い方じゃないので、
そこでRivieraの方に接客面ですごく悩んでて、そこを改善しないと自分は次に行けないと思うので、
そういう部分で教えていただけるところがあればアドバイスが欲しいですとご相談させてもらったら、
じゃあイベントやってみろという話を頂いて、それがきっかけです。

若手だったので若者向けのイベントにしていこうとか、
【ZASH!!】のコンセプトでもあるオールミックスっていう軸の中で、
それぞれの得意な部分を活かせるようなDJを集めましたね。

 

○イベントオーガナイザー(主催者)になって学んだことはありますか?

これは本当に凄く勉強になって、自分がオーガナイズした時に
どういうDJだったら呼びたいなって思うのかを自分に置き換えて考えられますし、
誰かのイベント出るよりもフロア全体を客観的に見れたり、お客さんの入りだったり、勿論出ていくお客さんも居ます。
じゃあそれは何で出ていったんだろうとか。
他のDJがやってるんだけど自分がやってるような感覚で見れるというか。
そういう部分で凄く運営の方に回れたことでイベント自体を客観的に見れる ようになった所ですかね。

 

○【ZASH!!】が始まってそろそろ一周年ですが、他のイベントへの出演などはどうなりましたか?

今年入ってから何か変わらなきゃなと思っていて。
2018年は次のステップに行くために何か新しいことしきゃいけないんじゃないかと思って考えた時に、
まず自分はこういうDJですっていうのを自分の声で言うようにしました。

それもちゃんとイベントの告知の中でも告知をするようにしました。
例えばただ今日はこのイベントに出してもらえます来てくださいねじゃなくて、
今日はこういう感じのプレイをやりますとか書くようにしています。
それをやることによって僕はこういうDJの人なんだなってさらに認知されていって、
今まで平日のイベントとかもあまり行ってなかったんですけど、
本当今年はかなり行くようになって、お客さんと今まで以上に話すことが多くなったんですね。
それプラス、一番大きいのはこのCM.JPを始めたことですね。

 

○「CM.JP・HYPE CRIER TV」の成り立ちについて教えて下さい。

元々クラブミュージックの情報サイトを作るっていうのはFUMITAKAさんがやりたいっていう話をしていて、
僕は動画配信をやりたい、今で言うHYPE CRIERですね。

そこで思ったのはやっぱりBass Musicが好きだけど、みんながそうではないじゃないですか。
オールミックスのクラブだったり、日本全体的なこと言ってもBass Musicはあまりみんな知らない。
じゃあDJの人がかけ続ければいいのかと言えばそれだけじゃやっぱり足りないなと思って、
なおかつ自分は凄い得意なプレイがあるのにその時間にまだDJをやらせてもらえないとか、
そういうのがあって、じゃあそれを見せられる場所を自分で作ろうと思い立って動画配信企画をやりたかったんです。

100%自分がやりたいプレイをまずみて貰って、それを通して色んなDJの人とかと交流が持てるような場所を作りたいと思って。
そういう意見がFUMITAKAさんと合って一緒にやってみましょうっていうことでやりましたよね。

 

○「CM.JP・HYPE CRIER TV」の今後の展望はありますか?

僕も現場でDJをやっていることが多いんですけど、
本当にクラブに来てくれるお客さんからもすごい反響があって、
それだけじゃなくて道外でDJをやられてる人だったり、
各方面でクラブミュージックに携わる人だったりから連絡をいただいたりとか。
色んな反響があってその部分で今もまだ始まって少しで、
コレっていう結果はまだ無いですけどその時点でもうやって良かったと思ってますし、モチベーションにもなりますし。

もちろん僕とFUMITAKAさんで始めようってなったことではあるんですけど
今はライターの方だったりカメラマンの方だったりそういう人達が
僕らがやろうって言った事にに対して協力してくれて成立してる事なので、
なので今一緒にやってるクルーの方達には本当に感謝してます。

それを踏まえてこれから北海道をベースにどんどん色んなとこに広げて
大きなことができたらいいなと、それでもっとクラブミュージックを好きになってくれる人が増えれば
DJをやってる人達も含めて日本のクラブミュージックシーンが盛り上がれるのかなと思っています。

 

○今後の個人としての展望はありますか?

僕自身の展望としては、全国の若手DJの方とも繋がりを作ってその土地のクラブシーン、音楽など勉強したいのと
色々な土地のクラブイベントに呼んでいただけるように知名度、技術ともに上げていきたいです。

DJ面では今まで以上に自分の得意なBass Musicをよりわかりやすく、
よりかっこよく伝えられるようにプレイだけでなくEdit/Mash Upを作ってかけていくことで
より高いレベルのDJプレイをできるようやっていきます。

さらに今年は楽曲制作にも力を入れていきたいと思っていますので、
年内にオリジナルの楽曲が完成してDJの際にプレイするのが目標です!
ジャンルはBass Musicが好きなのでFuture BassやDubstepに加え、
普段クラブで聴き慣れている曲のremixやクラブ受けしそうなBPM150くらいの4つ打ちの曲など作っていきたいと思っています!

 

ACCESS