HYPECRIER.TV

【HYPECRIER.TV第7弾 Vol.2】DJ SEIYA SET 2 & Interview !!

この記事を読むのに必要な時間は3分です。

https://youtu.be/xoouUjbcZtQ

今回のHYPECRIER.TVは以前にも登場し、大好評だったSEIYAさんによるサイケセット

SEIYAさんのサイケセットVol.1はこちら!↓

https://clubmusic.jp/HYPECRIER.TV/SEIYA/DJset/

さらに今回はインタビューもさせて頂きました!

DJとしてはもちろん、数々の人気イベントをオーガナイズするプロモーターとしての顔も持つSEIYAさんの、ここでしか聞けないお話をお楽しみ下さい!

 

DJ SEIYA Interview

 

◇SEIYAさんがDJを始めた経緯を教えて下さい。

きっかけは本当になんとなく始めてみた、っていうのがきっかけかもしれない。
最初はクラブのお客さん。最初に行っていたのは東京のクラブで、なんとなくお客さんと遊んでた。
そして共通のDJやってる先輩がいて、たまたまそこでDJやってみたら?って言われたのがきっかけかな。

一番最初に始めたのがサイケデリックトランスっていう一番アンダーグラウンドなジャンルから入ったね。
それからはサイケデリックっていうのがあんまり長く続かなかったから、その間ハウスとかテクノとかも少しやってて、まぁ4つ打ちばっかりだね。
そして26歳くらいのときに、一回DJを辞めてたんだよね。
そのときに世の中にオールミックスというものが流行り始めて、でも俺は3,4年前くらいまでオールミックスに手を出したことが無かった。
ロービートなんて一回もやったことなくて。
何ならロービートを初めてやったのがRiviera Sapporoが初めてだったかな。触れたことの無いジャンルだった。

 

◇以前東京で”Territory”というイベントを行っていた時のお話を聞かせて下さい。

“Territory”はサイケのみのイベントだったね。
平日月曜日で、アベレージは200人とか300人とかで、サイケだけのイベントだったけど結構人は入ってたね。
俺がいたのは2,3年ぐらいで、その後は後輩たちがやってた。

そして26歳のときに一回DJやめて、27歳の年に札幌でDJやらない?って言われて帰ってきた感じだね。
皆あんまり知らないと思うけど、俺もVANITY SAPPOROの立ち上げのメンバーで、それで札幌に帰ってきた。
それでその後VANITYを自らすぐ辞めて、「BAR残心」って場所で働きながら、その後にKING XMHUの立ち上げにも入ってるんだよね。
裏話にはなるんだけど、KING XMHUの立ち上げのメンバーにも入ってる(笑)

◆それは東京で活動していた当時の繋がりですか?

いや、それは元々やる人間知ってたから、その流れでたまたまそういうことになったかな。

 

 

◇大変人との繋がりが多く、人脈が広いイメージがありますが、意識していることはありますか?

なんだろうな、やっぱり色々なクラブでやってたら、先輩たちとも話したりするし、色々なアーティストさんとも話す機会も多いし、それが今でも続いてる。
あとは色んな人をまた紹介して貰えるし、人との繋がりを大事にしていけば、この業界色んな所に行けるんじゃないかなと思う。
結局この町だけに特化してても他には出られないから、色んな所遊びに行くことが凄く良いことだと思う。
そうやっていかないと、折角やってるのに勿体無いよね。

 

◇色々なクラブやイベントの立ち上げなどを経て、どのようにされて今に至るのでしょうか?

よく言われるんだけど、気づいたら居たよねみたいな事が多いかな(笑)
そんな感じの気づいたらパターンで今になってたかな(笑)
去年の4月にTerritoryっていうイベントが始まる前にRivieraでDJしたことは一回しか無かったし、Rivieraにもまだ2年位しか居ないね。
そんな奴がオーガナイザーやっていいものかと思うけどね(笑)

 

 

◇ご自身がオーガナイズされている”Territory”は大きなイベントになりましたが、それに関して意識してやっていた事はありますか?

同じことをしたくないっていうのが一番大きいかな。
結局イベントも「常に同じメンバー・常に同じこと・タイムテーブルだけ違います」だと、内容が変わらないことにはお客さんも変わらないし、同じことをやるのは難しいことじゃなくて簡単なことだと思う。
色んなことを変えつつやっていかないと、お客さんに飽きられるんじゃないかと思う。
音楽もそうだし、居る人間もそうだし、同じ人間がずっとやっててもお客さんはそれを見てどう思うかなと思う。
だから、皆がやってこなかった人を増やすってことを敢えてやってみたってのはあるね。

結局お客さんの事を構える人数が増えるって事でもあるし、オーバーグラウンドでもある。
こういうハコでこそ一番重要なのってDJのプレイもそうだし、楽曲もそうだけど、ウチのクルーがプレイ終わってお客さんとも話さないで二階でウダウダしてるんだったら俺は要らないと思う。
敢えてお客さんと話せる非日常的な環境もちゃんとあるんだし、その人数が多いほどこのイベントが知られる速度も早い。
そういうのを徹底してるかな。
だから、DJプレイもそうだけど、お客さんに話しかけに行く事も徹底的にやってっていうのが、ウチのクルーのモットー。
そうじゃないとお客さんは増えない。
全員が何も知らない子が遊びに来てて誰も話しかけないでさぁ帰るってなって、もう一回来るかってなったら来ない可能性のほうが高いと思う。
余程の人がパンパンで楽しい絵面があったならまた来る事はあるだろうけど、今平日それを作るのは難しいから、尚更徹底してるかな。

勿論増やすことに関しても、なんで増やすのって事は何回も言われたし、お客さんをDJにするってことは「何で」って言われることは多い。
でも俺からしたら、全員最初はお客さんなんじゃない?
お客さんからDJにならなかった?と、そう思うんだよね。
俺もお客さんからDJになった人だし、初めはやっぱりクラブに遊びに来てからが多いと思う。
じゃあクラブに来たことなくて、DJになりたいです!って来る人は殆ど居ないでしょ。
だからお客さんからDJになるのは変なことではないと思う。
逆に、人が増えることによって出来ることも変わってくるからね。

 

◇日々進化している”Territory”ですが、今後の”Territory”の構想はありますか?

そうだなぁ、今居る人間がより道外に行くことを目指してるかな。
札幌ってまだあんまりそういうシーンが無いから、もっともっと皆良い動きができて、良いプレイができたら、俺を踏み台にしても何でも良いから、どんどん道外に出ていって欲しいのが現状。

 

 

◇”Territory”は、東京でサイケのみでやっていた頃と、今は札幌でオールミックスと大きく変わっていますが、そのターニングポイントとは何でしょうか。

昔はジャンルはサイケのみって絞ってたから、それ以外はやりたくなかったし、やっぱりやらなきゃなっていうターニングポイントは、イベントを任される事かな。
イベントを一個任されるってことは、やらなきゃなっていう意識が芽生える事で、それに対して自分が一緒にやろうって言った人たちに、ごめんじゃあもうやめるわって簡単にやめるようなことはしたくないなって。
結局育てるって言ったのに何もしてないじゃんってなるのも嫌だったから、だったら厳しいかもしれないけど、もうとことんついて来い!って感じかな。
自分の子供みたいなもんだからね。

 

 

◇今おすすめの曲・アーティストはありますか?

オールジャンルならではなんだけど、敢えて皆があんまり聴いてないこのサイケデリックトランスっていうジャンルの中で、「Burn in Noise」っていうアーティスト。
あとは「Brainiac」っていうアーティストの2つが、僕の中では最高に衝撃を受けたアーティスト。
この人達の曲はずっと使ってて、今回のセットでも1曲か2曲使ってる。
やっぱり流しても好きだな!ってなる。
サイケは音が好きなら好きになる音楽だと思うね。

 

◇SEIYAさん個人の今後の展望を教えて下さい。

僕自身はどちらかというとプロデュースメインで、DJとして出番はあってもいいんだけど、色んな事をやって、色んなイベントを作っていきたい。
勿論カッコいいイベントもやりたいし、面白いイベントも両立してやっていきたいと思っているよ。